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2011年7月20日 (水)

通勤電車で呼んでる本49

コムバンワ。

本ブログなのに全然本を紹介しないじゃないか!というクレームがきたので(ウソ)、本を紹介したいと思う。

計画停電という言葉が聞かれなくなって久しいが、相変わらず電車通勤しているのでそれなりに本は読んでるんだ。

20110720_01「ブルータワー」石田衣良

悪性の脳腫瘍で、死を宣告された男が200年後の世界に意識だけスリップした。地表は殺人ウイルスが蔓延し、人々は高さ2キロメートルの塔に閉じこめられ、完璧な階層社会を形成している未来へ。

「…この物語は平凡な一人の男が、天を衝く塔を崩壊から救う。『ブルータワー』へようこそ! 夢みる力が決して失われる事のない世界へ」(著者の言葉)

石田衣良の唯一といってもいいSF作品。

200年後の世界に意識が飛んだ主人公が見た世界は、人々が、遺伝子改造された黄魔というインフルエンザ・ウィルスの恐怖に怯えながら、新宿にある高さ2Kmに及ぶブルータワーという塔で暮らす世界。この塔がカースト制度みたくなってて、身分、地位の高いものは上層階で高度に文化的な生活を営み、階が下がるに従い、地位も身分も生活水準も低くなるという階級差の厳しい世界。
そんな世界を、主人公が階級差を無くした平等な世界へ導く、というお話。

現代の世界と200年後の世界が微妙にシンクロしてたり、現代の世界から未来を変える、みたいなまぁ典型的なSFコミックみたい。
石田衣良の作品、として読んだら、辛い採点をする人も居るかもだけど、単純に話としてとても面白くて楽しかったよ。
ただ最後はちょっとハッピーエンドに収まり過ぎてる感がある。
911に触発されて書き始めたらしいんだけど、何か熱いメッセージを感じたかったのは事実かな。

てな感じ。おしまい。

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