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2011年9月14日 (水)

通勤電車で読んでる本54

コムバンワ。
まさかの本紹介3連荘だが、別に1日1冊読んでる訳ではない。
如何お過ごしですか?

20110914_01「メタボラ」桐野夏生

記憶を失った「僕」は、沖縄の密林で、故郷を捨てた昭光と出会う。二人は名前を変えて新たな人生を歩もうとするが、非情なヒエラルキーに支配された実社会に、安住の地は見つからない。孤独、貧困、破滅の予感。逃げろ!何処へ?底辺に生きる若者たちの生態を克明に描き、なお清新な余韻を残す傑作ロードノベル。

ちょっと前にこの人の作品「ダーク」を読んだが、題名どおり暗い話だった。
この「メタボラ」は「ダーク」よりは明るい。じゃなくって、展開もそこそこテンポよく、長い話だけど飽きずに読めた。沖縄が舞台ってのもイイね。

集団自殺の生き残りで記憶喪失になった若者と、全寮制の職業訓練施設みたいなトコを飛び出してきた若者の出会いから話が始まる。この二人の、いわばダメっぷりを、沖縄の政治問題とか、ニートとか低賃金外国人労働者とか、 集団自殺とか、ワーキングプアとかの社会問題を織り交ぜて描いている。

主人公の一人、ギンジってのが、やれば出来る子なのに煮え切らなくて集団自殺に行き着くあたり、人は頭が良かったり仕事が出来るだけじゃ今の世の中生きていけないんだなと思ってしまふ。家庭崩壊→請負で低賃金労働→絶望して集団ネット自殺という、真面目なだけが取り得の人間が陥りそうな、ホントにありそうな話。

もう片方の昭光ってのは正反対で、チャラくて上手い事世の中渡り歩いていく、けどやっぱりそれじゃダメで、最後はほぼ殺される。

今の時代の若者はどうやって自分の人生見つけてるんだろうか…。と年寄りめいた事を考えてしまった。
そう言えばなんか小さい字が見えなってる気がする…(´・ω・`)ショボーン

てな感じで、現代社会のダークサイドを見るにはイイかも。桐野夏生の作品読んだのはまだ2つめだけど、こういうのを書くのが上手い人らしい。

明日はどの本紹介しようかな。(・∀・)ニヤニヤ
そろそろ飽きられてるかも?釣り行けってか?
寝る。グゥ。

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コメント

最近、全然本を読まなくなってしまった。
スマホに変えたのと通勤が異常に短くなったのが原因。
睡眠時間削って読もうかな。

ヒサシ君>
わかるわぁ。
おれも電車乗らない休みの日とか読まないもんなぁ。
わざわざ時間作って読んだらホントの読書家だよね。
面白い本は休みの日にも読んだけど。「0」とか「ボックス」とか。最近は休みの日にも読みたくなるような本になかなか出会わないなぁ。

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