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2012年1月28日 (土)

通勤電車で読んでる本59

コムバンワ。
毎日寒いっすねぇ。こんな寒い日はおうちでぬくぬくしてるに限るな。
今年全ての週末に釣りに行ってた人間の言葉とは思えんが。
如何お過ごしですか?

20120127_01

「新世界より」貴志 祐介

ここは汚れなき理想郷のはずだった。
1000年後の日本。伝説。消える子供たち。
著者頂点をきわめる、3年半ぶり書き下ろし長編小説!

久しぶりにかなりの長編小説を読んだよ。
2toneのふくちゃんが「あれ面白いっすね」とか言ってたから読み始めたんだけど。かなり面白かったよ。

舞台は1000年後の日本。呪力(まぁ超能力みたいなもん)を持った、言わば新人類とも言える人間と、呪力を持たない言わば旧人類との戦争後の世界。呪力を持った人間が勝って、世の中は呪力を持った人間が支配しているんだが、そこで徹底的に管理されて、何も知らずに育っていく子供達のお話。問題の有りそう、呪力で人を傷つけるような恐れのある子供は次々と抹消されて、その友達は記憶さえもコントロールされる。
そうやって守られている平和。血を流して守られる平和。そして子供達はその事実と過去を知る事になる。

おれ達が生きる今の世界も、実はそうだったりするかもよ。自分が記憶すらも誰かにコントロールされてないと言い切れるかな。ま、それは無いにしても、どこかで平和の名の下に血が流されているのは事実。今の世の中とオーバーラップする部分もある。

舞台が関東周辺なので、1000年後なんだけど霞ヶ浦とか利根川とか出てきて、情景が目に浮かぶところがまた引き込まれてしまう。
そして呪力を持った人間が、家畜のように扱っている、バケネズミという半分人間みたいな動物が、この物語の大きな鍵となっている。この大作のクライマックスで明かされるバケネズミの謎が非常に後味悪く、そして考えさせられるのだ。

ハンパ無く長いけど面白くて一気に読める。ちょっと時間かかるけど、是非読んでみて欲しいな。

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コメント

四街道通勤が復活しそうなんで、
また読書生活が始まりそうな予感。
色々貸して下さいね。

ヒサシ君>
おう!

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